貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「老後サバイバル」は厳しい条件下で生きること

「老後サバイバル」の情報は必要とされている

先日書いた『お一人様 老後のこれで安心大丈夫』というムックについての記事で、「老後サバイバル本」が求められているのではないか、と思いました。

www.retire2k.net

老後資金が思ったように用意できなかった人が、厳しい中でいかに老後をサバイバルするか(生き延びていくか)の情報は、あまり出回ってない。

むしろ「○○万円必要!でないと老後破綻する!」と煽って、とにかく老後資金をなんとかしようという投資を勧める情報が多いのが現状かと。

「老後サバイバル」の意味がなんかおかしい

実際、「老後サバイバル」で検索して出てくる記事は、なんか違和感がありました。

サバイバル」は「厳しい条件の下で生き残ること」であるのに、「老後サバイバル」となると、「老後に向けて投資などで資産を準備すること」にすり替わっている記事が目立つのです。

例えばこちらは、「老後に備えて(今からでも)NISAなどで資産を作りましょう」という連載になっています。

news.mynavi.jp

こちらの記事も「老後サバイバル術」と言いつつ、中身はアラフィフから老後資産をどうするかという話で、老後の生活についてか触れられず。

style.nikkei.com

ネット上では「老後サバイバル」の意味がブレブレになっているようですね。これではただの「現役時代のうちに老後に備える」に過ぎません。

十分な老後資産も年金もないが、それでも生き残る」のが「老後サバイバル」ではないのかと。

サバイバルに必要なのは知恵

本来の、遭難や災害などの危機において生き残る意味での「サバイバル」で必要なのは、その場にある物や道具を活用したり、作ったりする「知恵」や「技術」です。

老後サバイバル」でもそれは同じで、手持ちの物や人脈を活用する「知恵」であったり、国や地方自治体が用意している援助や制度を最大限活用する「知識」であったり。

もちろん節約が一番重要だし、働くことも選択肢の一つになるでしょう。

そういった「老後サバイバル」の知恵や、実際に生きている人の事例がもっと広まるとありがたいです。

私も、「老後サバイバル」について考えていることや思いついたことなどを、今後書いていきたいと思います。

お一人様 老後のこれで安心大丈夫 vol.2