羨ましいと思う「友人・知人の勤め先」
リスクモンスター株式会社が20~69歳の男女1,000人にアンケートした第5回「隣の芝生(企業)は青い」調査の結果です。
トップ3の国家公務員、地方公務員、トヨタ自動車は第1回から不動で、相変わらずの安定志向が伺えます。
「羨ましいと思うポイント」のトップは「給料が高い」なのですが、トップ3は日本の中で上位に入る高年収ではありません。
ただ大手企業の平均よりも年収が低い人からすれば、「安定していて年収がいい」に見えるのでしょう。公務員も40代以上は悪くないし、退職金まで含めた生涯年収はいいし。
キーエンスが4位に浮上
上場企業の平均年収のトップとしてよく取り上げられるキーエンスが4位に浮上しているのが今回気になる点です。
最新の有価証券報告書によると、平均年収はなんと2182万円!
この額だけでみれば羨ましく思えますが、キーエンスの営業職は激務で知られていますからねぇ…
採用されるのも、続けていくのも大変な仕事だと思います。
早期リタイア志向の影響があるのか?
今回の調査で、国家公務員、地方公務員のトップ2は飛び抜けていますが、第1回や第2回の調査と較べると回答比率は下がっています。
この間、大手企業では早期退職募集が続いていたし、コロナ禍で不安定さを増す中で安定志向に向かいそうなので、意外な結果と言えるかも。
対照的にキーエンスが上位に来たのは、高収入志向が強まっているように感じます。
FIREブームの影響で、若いうちから高収入で稼いで資産を築いて早期リタイアを夢見る人が増えた可能性もあるのかな?
収入が多い方がFIRE達成しやすいと思いますが、激務がネックですよねぇ。
あくまで「隣の芝生は青く見える」だけであって、高収入目指して転職するかというとそれはまた別の話なんでしょうね。