1000億円を運用する任天堂の御曹司
祖父から突然の遺産相続だった。せっかくの資産を使って社会貢献もしたい。夢は気宇壮大で、その意気やよし。だがカネのあるところに有象無象が集まるのは世の常だ。任天堂の創業家・山内家の御曹司のひとりが万丈氏(30)。氏は任天堂株約400万株を相続し、億万長者となった。彼が描くビジョンとは――本人の意見を聞いた。
山内溥元社長が持っていた1416万5000株を相続した一人、孫(おそらく養子縁組で続柄上は子)の万丈氏を取り上げた記事です。
最近では洋上風力発電事業を持つ東洋建設の大株主となって話題ですね。
山内溥氏が亡くなったのは10年前の2013年なので、相続当時の万丈氏は20歳か21歳だったんですかね。
いずれは相続することがわかってはいたでしょうけど、20歳そこそこでこんな資産を持ってしまうと、有象無象や魑魅魍魎が集まってきて大変そうです。
今はアメリカで暮らしているそうですが、日本を離れた方が賢明なのでしょう。
「一生かけても使い切れないお金」の使い途
先日、「一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道」のアンケート調査について紹介しました。
私がやりたいのは「エンジェル投資家」と書きましたが、万丈氏もまさに「千に3つ」当たればいいベンチャー投資を多くやっているようで。
京都には大学・研究機関が多くあり、京都で起業したハイテク企業は多いし、任天堂を始めとして村田製作所や京セラなどそのまま本社を残す会社が多いのも特徴。
「京都から離れるのは都落ち」という感覚があるから、などと言われてますが。
東洋建設の一件もあって「何をやりたいのかがよくわからない」と揶揄されるのはしょうがないかな。
でも日本は大企業は新しいへの投資は遅くて慎重過ぎるし、エンジェル投資家が少なく、それが停滞の原因だと思うので、どんどんやってもらいたいです。