ひとり暮らしで食費4万は多い?
2023年(令和5年)の家計調査報告によると、単身世帯の1ヶ月あたりにかかる食費の平均額は、4万6391円となっています。そのため、ひとり暮らしの食費が4万円は、統計的に平均値程度であることが分かります。
老後資金について論じる時は、家計調査の数字(平均)を「必ずかかる金額」として、「老後資金2000万円必要」と言うのに、今回は「平均的な食費の金額は参考程度」となっていて、いつもと言うてること違うやん!とツッコみたくなる記事です。
使える金額は収入の多寡によるというのは、現役時代も老後の年金生活も同じす。
結局は収入に応じた生活をするだけのことだし、逆に取り崩しても困らないほど貯金がある人もいるから赤字も出るわけで。
平均値を参考にしたうえで、自分がどういう生活をするのか、あるいはしたいかを考えないと。
一人暮らしの食費適正値はいくら?
その上で一人暮らしの食費適正値を考えるとしても、人によって環境が違うので難しいですね。
自炊ができる時間的余裕のあるなしや、職場やその周辺で安く食べられるかどうかにもよります。
社食があって補助が出ていればいいでしょうけど、近くのお店で外食するしかないのであれば高くつきがち。
たまに職場や友人と飲みに行く場合、それを交際費とするか食費とするかにもよります。
私のセミリタイア前の食費は月3万円程度でしたが、外で飲む場合の費用は別枠だったので、それを入れたら平均の4万6391円に近い数字だったかも。
仕事で忙しいなら節約はほどほどに
食費の節約は、自炊をはじめとして手間と時間がかかりがちです。
例外は飲み会などの付き合いに参加しないことで、これは時間もお金も得られます(ただし人間関係を損なうリスクはあり)。
仕事で忙しいのであれば、節約に力を入れ過ぎるとストレス溜まりますし、ほどほどにするのも一つの選択肢ではないかと。
節約ガチ勢から見れば、4万6391円という食費の平均額はとても高くて贅沢に映るでしょうけどね。
もちろん平均値ですから、この金額以下では生活が成り立たない、というものでもありません。