新NISAの1800万円枠を使い切ればFIRE可能?
・新NISAの生涯非課税限度枠は1800万円。これは、一般人にとって途方もない額だ。
・1800万円もの資金があったら、巷で話題のFIREは可能なのか、ふと疑問に思った。
・そこで、FIRE達成の条件となる「4%ルール」で計算を行ってみた。
FIREの4%ルールで計算するのはいいけれど、その元となる資産額が新NISAの限度枠・1800万円というのはどうしてなのか…
限度枠の1800万円を使い切るのに最短でも5年(つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円)、つみたて投資枠だけなら15年です。
その間にも4%の資産増加が期待される点を計算に入れないと。
15年間つみたて投資すれば「ギリギリFIRE」は可能か?
ちなみに、月10万円を4%で運用しながら15年間積み立て投資をした場合、2400万円を超えます。
その4%は96万円、月にすれば8万円になりますから、独身者の「ギリギリFIRE」ならなんとかできそうなレベルになります。
必要最低限の生活費を資産運用で確保しつつ、それ以上の娯楽費などを働いて稼ぐ「サイドFIRE」でもいけそう。
もちろん月8万円でも「一般市民には厳しい金額」ではあるものの、そもそもFIREを目論むような人は一般市民とはちょっと違う人ではないかな。
また新NISAの枠一杯使ってもFIREは厳しいのは事実ですが、かといってFIREのために新NISAが不要なわけでもなく、新NISAをベースに新NISAを使わない投資もすればいいだけのことですね。
子どもがいるケースで計算するのは…
さらに記事では妻と子どもがいる自分の生活費は月33万円だから、それでFIREするには1億円弱が必要だとしています。
いやちょっと待って、子どもが引きこもりニートにでもなってずっと養っていく前提なの?
いずれ独立すれば生活費が下がるのを計算に入れないのかな?
実際は子どもの進学などで大きなお金が必要になるかもしれないから、「生活費の25倍」で考えるのは危険。そもそも子どもがいる人はFIREを考えないほうがいいでしょう。
結論としては、何を計算したかったのかよくわからない記事でした。