長生きこそが武器になる
「人生100年時代」は、老後のお金の不安を煽り、金融機関が投資を勧める言葉としてよく使われています。
年金だけで暮らすのが難しく毎月赤字になる状況で、65歳からの老後が30年、35年ともなればそりゃ不安になるのもしょうがない。
その中で、健康を維持して長く働いて、その期間を資産を増やす時間として考えればいいという考え方を提示しています。
うん、間違ってない。間違ってないけれども…と感じてしまう記事ですね。
もう働きたくない人は
この記事を読んで、「あぁ、働き続ければ老後のお金の不安は減らせるんだ」と思える人はそれでおっけー。
でも「老後まで働きたくない!」と感じる人にとっては、嬉しくない提案です。
最初に挙げている2つのポイント「全員に当てはまるわけではない」というのが、ここにも当てはまるわけです。
働きたくない人にとっては、もう一つのポイント「赤字は調整可能である」が鍵になりますね。
いかに節約して支出を抑え、赤字を減らすか。もちろん年金額が多かったり、資産額を増やしておくにこしたことはありません。
健康が続くかが最大のネック
「健康こそ最大の節約」は事実だと思いますが、健康を維持するというのは必ずしも思った通りに進むものではありません。
現在60歳の人が90歳、95歳まで生きることが稀なケースではないのと同様に、75歳までに死ぬのも稀なケースではないことも理解しておくべき。
長生きする前提でライフプランを組むだけでなく、60代や70代で大病を患って長生きできそうにないと悟るケースも考えておかないと。
この場合は長生きによるお金の心配はなくなるものの、老後楽しみにしていたものが全てパーになり、「もっと早くやっておけばよかった」と後悔することになりかねません。
老後に働く場合も、ダウンシフトしてバランスを大事にする、というのはその通りだと思います。
長生きすることばかり考え過ぎて、後悔する事態は避けないといけません。
