現金派とキャッシュレス派、貯金ができるのは?
「キャッシュレス派は現金派の2.7倍貯金をしている」とするJCBの調査が話題になったことがありました。
もちろんこれは、現金派とキャッシュレス派それぞれの年収に違いがあることが想定されるので、単純に金額を比べるのは正しくありません。
現金派とキャッシュレス派のうち、同じ年収分布同士で比べた結果が知りたいところです。
思い描いたとおりに貯金できているのは?
同じ年収分布同士で比べた調査ではありませんが、現金派とキャッシュレス派に対して「思い描いたとおりの貯金ができているか」を訊ねた調査がありました。
調査の結果は、キャッシュレス派「思い描いたとおりの貯金ができている」と答えた人が多いというもの。
キャッシュレスは「使い過ぎる」「どれだけ使ったか把握できない」など、お金の管理がしにくくなるとよく言われます。
しかしながら、できる人はできるし、できない人はできない、という事実を表しているのだけではないかと。
こちらも年収分布の違いがあると思われるので、その点は考慮しないといけませんが。
数字にピンと来ない人は貯金箱向き?
この調査では、貯金箱を使っている人が4割もいました。子供の頃に使った経験のある人は多いでしょうけど、大人になっても使っている人が意外と多いんですね。
貯金箱は「手に取って実感できる」わかりやすさがあるため、口座の残高という数字だけでは貯金している実感が湧かない人(≒現金派?)にマッチするものだと思います。
コツコツ貯金する感覚を身につけるには良いものですしね。
スマホで使える「デジタル貯金箱」が現物の貯金箱の代わりになるかと言うと、手に取って重さを感じたり、音を感じたりできないので物足りないかなーと思います。
手にとって触れる現物のお金、特に札束には一種の魔力があるように感じますし、貯金箱の重さも、長い期間貯めてきた実感になりますし。