機関投資家の83%が今後5年以内に金融危機は発生すると予想
今回調査に応じた500の機関投資家の運用資産残高は総額で15兆ドルを上回るが、実にその83%が今後5年以内に世界的な金融危機が発生すると予想。2020年のトレンドを見るうえで、9割の回答者が過去最高水準にある公的債務を懸念材料として挙げている
500の機関投資家への「次の金融危機はいつ発生すると予想しているか」という質問に対して、3年以内が63%、5年以内が83%、10年以内が89%という結果になっていたというものです。
機関投資家へのアンケートなので深刻さを感じます。悲観的すぎるとも思いましたが。
これが一般投資家へのアンケートなら、希望的観測が入った答えだと思ってしまいますけどね。
懸念要因は公的債務残高の増大と経済の低成長
懸念要因として挙げられているのは、公的債務残高の増大および経済の低成長ということで…あーその最右翼は日本ですよね。
投資家の56%は2020年にマイナス金利の債券が増加すると考えており、54%は中央銀行が新たな危機に対処するために必要な手段を持ち合わせていないと懸念しています。
あーそうですね…日本銀行はもう手がなくなってるということですね…
日銀はマイナス金利の深堀りを意識しているようですし…
日本銀行券が紙くずになる日が来るか?
日本の公的債務が増え続け、限界に近づいた時には、直接的な増税よりもハイパーインフレを起こして公的債務を目減りさせる、と藤巻健史は見ているようです。
ハイパーインフレと言ってもその物価上昇率は途上国ほどじゃないので、日銀が破綻しない限りは「紙くずになる」ことはないと思いますが…
老後のためにと蓄えたお金が、さぁこれから使っていこうと思ったときに目減りしていく可能性は覚悟しておいた方がいいですね。
世界的な金融危機や日本の財政危機が発生するのが、自分の人生の中でどのタイミングになるかはわからないのが一番怖いところ。
私が持っているのは「運が悪けりゃ死ぬだけさ」くらいの覚悟ですけど(;´∀`)