ノンアルビールを週1回以上飲む人は2割
2011年の調査で「まったく飲まない」と答えた人が63.3%だったのに、2020年の調査では70.1%まで増えています。
つまり、少ない頻度でもノンアルコールビールを飲んでいる人の割合は微減傾向が続いているわけです。
各社が新商品を色々出して、健康意識の高まりもあって市場が広がっているイメージがありましたが、そうでもないのでしょうかね。
ノンアルコール飲料でも酔った気分になれる
先日放送されたNHKスペシャル『食の起源 第4集「酒」~飲みたくなるのは“進化の宿命”!?~』では、ノンアルコール飲料でもお酒を飲んだ時と同じ効果が見られることが示され、話題になっていました。
いわゆるプラシーボ効果の一種で、過去にお酒を飲んだ時の記憶が蘇って気持ちよくなれるのだと思います。
そしてドイツでは一度ビールと同じように発酵させてから、アルコールを抜く製造工程を紹介していました。
ドイツのビール生産量は落ちているようですが、ノンアルコールビールの市場が伸びてるんですかねぇ。
なお、日本ではこの製法は酒税法の関係からできず、最初からノンアルコールで作らないとダメなんだそうです…
プリン体ゼロとかどーでもいい
私はビール系飲料を飲む機会が減り、ノンアルコールビールをよく飲んでいます。飲んでいるのは、業務スーパーで売っているバーグブラウです。
原材料は麦芽とホップのみ。おそらく上記のアルコールを抜く手法で作られているのだと思います。
日本では糖質オフやプリン体オフなどの機能勝負になっていますが、はっきり言ってプリン体オフなんて入りません。
というのも、そもそもビールに含まれるプリン体なんて少ないんです。プリン体の8割は体内で生成されるものですし。
アルコールによる尿酸排出の阻害の方が大きいので、「プリン体オフのアルコール飲料なら大丈夫」なんてことはないわけで。
プラシーボ効果を高めるためには、より「ビールと間違えるくらいの味」に近づけた方がいいわけですよ。
日本のノンアルコールビールは、どうしても味が独特過ぎて気になります。
日本のメーカには味をもっとビールに近づけるようにがんばってもらいたいですが、酒税法が大きな壁ですかねぇ…
そこは規制緩和してもらいたいなぁ。