支出を減らすor収入を増やす どっち?
支出が収入を超えてしまっている場合、選択肢は2つです。支出を減らすか、収入を増やすか。このどちらかをしなければなりません。
両方を同時に試みる人もいますが、いずれにせよ、どちらを優先するかは決めておかなければなりません。
収支のバランスを取って、可能であるならば貯金をするには、収入を増やすのが先か、支出を減らすのが先か…
収入を増やしつつ支出を減らせれば言うことありませんが、よほど浪費をしていたとかでなければ、思ったようには両方同時に進められないでしょう。
収入を増やすために時間と体力を使ってしまうと、支出を抑えるために自炊をしたり時間をかける節約はできません。むしろ時短のためにお金を使う方にいくものです。
暇を持て余していて、その暇つぶしのためにお金を使ってるようなら、副業で収入を増やした方がいいかもですが。
若いうちは収入を増やすための支出をしてもいい
もし、収入を増やすか支出を減らすか、どちらを優先するのがいいかと問われたら、「若いうちは収入を増やすために支出してもいいんじゃないか」と答えます。
私が生業としていたIT系などは、ずっと勉強して新しい知識・技術を付けていかないと取り残される業界の一つですが、若いうちは特に新しい技術を会得するために時間と支出を使ってもいいのではないかと。
若いうちから贅沢のための支出を増やすと、それが習慣化して生活レベルを落とせなくなりかねません。
でも自分が知識や技術を得るための支出なら、生活レベルとは別なので後々減らして行きやすいかと。
蒔いた種を収穫する時が来るわけですしね。
かといって、趣味などに全くお金を使わないのがいいのかというと、若いうちに楽しまないのももったいない。
若い頃の方が感動は大きいので、趣味や旅行をほどほどにしておくのは、人生において大切なことだと思います。
「老後2000万円問題」も資産・収入を増やすか支出を減らすか
「老後資金2000万円問題」では、なぜか資産を必要額まで増やすか、老後働いて収入を増やすことしか語られず、支出を減らすことには全く目が向けられないまま、今も金融機関が使う脅し文句になっています。
「老後資金2000万円問題」も、資産・収入を増やすか、支出を減らすかのどちらか、あるいはその両方のはずなんですけどね。
老後は体力はなくなるけど時間はあるという状況の中で、どちらもできると思います。
健康を損なうと収入を増やせなくなるし、支出は減らすどころか増えてしまうので、一番気を遣っておきたいですね。