58歳で早期リタイアした上岡龍太郎
「セミリタイア」という言葉を世に知らしめたのが大橋巨泉氏と言われています。
大橋巨泉氏は56歳でセミリタイアし、テレビのレギュラー出演からは手を引いて、たまにスポット出演するなどしながら、ほとんどを海外で過ごすという、まさに「セミリタイア生活」でした。
2001年から参議院議員として表舞台に戻ったので、この時は「セミリタイアから復帰」だったのかな?
上岡龍太郎氏の場合は完全リタイアと言ったほうがいいですかね。もう20年になりますが、本当に表舞台に出ることもありませんし。
上岡龍太郎の真骨頂
文春の記事の最後には次のように上岡龍太郎を評しています。
「読んで納得させられるとともに、何だかうまく言いくるめられたような気もする。これぞ上岡龍太郎の真骨頂だ。」
『鶴瓶・上岡パペポTV』では、鶴瓶師匠があの喋りで言いくるめられるのが面白かったわけですよね。
詭弁をよく知るだけに、詭弁に対する返しも上手かったので、政治家や官僚が使う詭弁に対して痛烈に言い返すこともできました。
政治家になると失敗しそうですが、コメンテーターとしては惜しい存在でしたねぇ。
深いことを言ってるっぽく見せれば騙される
「深いことを言ってる」と思わせることで評価が高くなるという研究があるそうです。
抽象芸術は「何か深い意味があるに違いない」という先入観があるから、そのタイトルに引きずられてしまうのでしょうかね。
ブログを書いている時も、「深いことを言ってる」ように見せたいと思いますが、中々うまくいっていません。
「深いことを言ってる」ように見せる分野でもAIに負けてしまうのかなぁ。
どうせAIを使うなら、「深いことを言ってる」ようで実は全然大したことを言ってないことを見破るとか、詭弁を論破するために使ってもらいたいですけどね。