新型コロナの外出自粛生活で健康に?
外出できない、収入が減った、家族ともめ事が増えた――前代未聞の外出自粛期間は、たしかにストレスフルだった。ただ、昔から禍福は糾える縄の如しという通り、「自粛も案外悪くなかった」と感じる人もいるし、実際にそんな研究や統計もある。意外なところに「不幸中の幸い」は転がっていた。
新型コロナの自粛による経済的不安からのストレスや、自宅に籠もることでの運動不足によって不健康になることが心配されています。
しかし、決してマイナスばかりではないのですよね。在宅勤務で長時間通勤から解放された人は睡眠不足が改善するし、そもそも職場がストレスなブラック企業も多いし。
学校の部活が休止されたことで部活中の事故が減った他、スポーツでの身体の酷使による怪我で病院にくる子ども・学生も減ったとか。
人によってまちまちですから、この自粛生活が一概に健康に良いとも悪いとも言えませんが。
交通事故も救急出動も激減
一方、交通事故数も救急車の出動も激減しています。自宅にいれば事故で怪我をする人が少ないという当然の結果が出ました。
たらい回しが増えたのは、新型コロナの影響で受け入れできない病院が増えたせいかもしれません。
外出自粛は感染拡大を抑えるためだけでなく、事故・怪我で病院に搬送される人を減らすことで、医療現場の負担を減らす一助にもなったのかと。
大幅に事故が減った副次的効果として、今後は自動車保険(自賠責・任意保険両方)が安くなりそうで、クルマ持ちとしては嬉しいことかも。
肥満は長期的に健康被害を及ぼす
短期的には事故が減ったメリットが浮かび上がりますが、運動不足からくる「コロナ太り」は長期的に生活習慣病へと繋がるリスクが高まります。
「新しい生活様式」で在宅勤務になった人などは、意識的に運動しないと運動不足になり、長期的に見ると健康面ではデメリットが多そうです。
新型コロナによる外出自粛生活、さらには今後の「新しい生活様式」には社会全体として健康面のメリット・デメリットがありますし、個人によって大きく違います。
とにもかくにも、運動不足には気をつけておかないと…