年20万円以上浮く毎日の節約リスト
家賃は最小限だし、スマホ代もケチっているけれど、もっと節約する方法はないかと悩んでいませんか? ポイントを押さえれば、食費や光熱費などの変動費も減らすこともできるのです。マネーコンサルタントである頼藤太希氏が、毎日できる節約の16テクニックを紹介してくれました。
今の時代はスマホが一番手放せない存在となっているので、スマホ代をケチっていながら「もっと節約を!」と考えている人は少ないと思います。
実際にスマホ代をケチっている人が多いなら、格安SIMへもっと人が流れているでしょうし。
むしろすぐに実践できて頑張ってる実感が得られる、外食や食費、光熱費の節約をしている人が多いのではないでしょうか。
ただし、ちまちました節約は労力がかかる割に効果が小さくてストレスが溜まるばかりだったり。
「節約テクニック」にも古い情報がはびこる
この記事で紹介されている節約テクニックの中には、書かれている通りの節約効果があるとは思えないものがありました。
例えば「節水コマを取り付ける」ですが、それで年間1万円も節約できるのかは疑問です。
節水コマにしたからといって、浴槽にためるお風呂の水(お湯)の量を減らせるわけでもなければ、水栓トイレの水を減らせるわけでもありません。
悪い言い方をすれば食器を洗ったり歯を磨く時に出しっぱなしにする水が減らせる程度。
元から節水を心がけていれば、節約効果は微々たるものでしょう。
待機電力の節約効果は低くなっている
もう一つ気になったのは待機電力です。
年間228kWhの節約になると試算されていますが、228000/(365*24h)=26Wですから使っていない電化製品の待機電力26Wを削減するという意味です。
しかしこれを真に受けるのは危険です。テレビの待機電力は昔はかかっていましたが、今は省エネモードが用意されていたりしてかからなくなっているので効果が低い。
逆に電源を完全にオフにすると、次に電源を入れた時に余計に電力の消費が増えるので差し引きの節約効果はさらに低く、場合によってはマイナスです。
一番待機電力がかかるのはおそらくエアコンで、これは冷媒の予熱での消費が入っているからなので、単純な待機電力ではないのですよね。
エアコンを使わないシーズンにコンセントを抜いておくのはいいですが、普段から抜いたし挿したりはしない方がいい家電です。
待機電力のカットは未だに主要な節約術の一つとしてピックアップされますが、効果が低くなっている上にマイナスもあるという点はアップデートされないと。
そもそも外食を月1回減らす節約を取り入れられるなら、飛行機を使った旅行も回数を減らすと効果が大きいのではないかと。
スマホ代をケチっているような人なら、既にやっていることだと思いますしね。