貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

私たちは欲望とどう付き合いながら生きるべきか

「夜中に甘いものが食べたい」と思ったらどうする?

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夜中に甘いものが食べたい」と思ったら、欲望のままに食べるのか、欲望を抑えつけて食べずに我慢するのか?

欲望のままに食べていたらどんどん太っていくだけだし、欲望を抑えつければストレスが溜まるだけ。

一番いいのは欲望をコントロールする「節制」を身に着けて、喜びとすることであると。

「ストイック」は哲学から生まれた言葉

夜中に甘いものを食べるかどうか」、つまり欲望にどう向き合うかは、まさに哲学のテーマです。

禁欲的に身を持するさまを「ストイック」と言いますが、これはヘレニズム哲学の一学派である「ストア派」を起源とする言葉です。

ただ、ストア派は欲望を抑えつける「禁欲」を説いたのではなく、快楽や欲望の衝動で行動せず正しい理性に従って行動することを求めています。

仏教においては人の苦の原因であり、滅するべき「煩悩」として捉えているし、人間は自らの欲望との付き合い方にずっと悩んできたのでしょう。

節約も欲望をコントロールするのが大事

夜中に甘いものを食べるかどうか」は、健康・ダイエットにおける課題ですが、ダイエットとの共通点が多い節約においても同じことが言えます。

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節約においては、衝動買いしたくなった時に、買うのか我慢するのか欲望をコントロールするのか、の選択になりますね。

単に我慢ばかりになるとストレスで反動もあるので、欲望をコントロールできる体質にすることが大事。

と言っても、人間は自分では制御できない環境や体調の変化によって、メンタルがぐらつくことがあります。

その結果として表れる極端なものが、過食症や拒食症、買い物依存症など。

理性的でいられる状況であれば欲望とうまく付き合っていられますが、必ずしもそういう状況でいられるとは限りません。

理性的であろうとしすぎてストレスを溜めると大きく逆に振れてしまいかねないので、普段から欲望とうまく付き合っておきたいものです。

世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義