定年退職後の充電期間に要注意
【1】定年後の「充電期間」
【2】資格の勉強
【3】再雇用
【4】趣味の延長の開業
【5】雇われ社長
以上が「定年後に安易に始めてはいけないこと」5選だそうです。
4の趣味の延長の開業は失敗すると大金が飛んでいくし、5の雇われ社長は裏がないかよく調べてからの方がいいですね。
中には「役員として迎えたい」と言いつつ、出資させて逃げてしまう詐欺もありますから。副業系の詐欺にも要注意。
資格の勉強や再雇用は、むしろ無難な方だと思います。うまくいくかは別にして。
ブランク(空白期間)気にしすぎ
一番気になるのは、1の「定年後の充電期間」です。理由は、充電期間開けの再就職時にブランクがあると不利になる、と。
日本では就活が難しくなってから転職時に不利な要素として挙げられるようになった「ブランク(空白期間)」ですが、個人的には気にしすぎてないかと思います。
面接時に何してたかを問われて、「遊んでました」とは答えにくいのは事実ですが、リフレッシュすることはそんなにダメなんですかねぇ。
欧米なら毎年1ヶ月くらいのバカンスを取るのも当たり前だし、長期休暇で仕事についていけなくなるのなら、生産性が日本より高いはずがない。
産休(産前産後休暇)では、産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後は8週間の合計14週の休暇の後、多くの女性が職場に復帰しています。
年単位ならともかく、3ヶ月~6ヶ月程度の充電期間であれば、仕事への復帰は何ら問題ないはずなんですが…
ちょっとの期間でも遊んでいるのはダメ、という一部の企業とそれを過大評価する就活アドバイザーのせいかな?
失業保険もらいながら充電はダメ?
日本においては、定年退職しても休むことなく次の職場に就いて働き続けることが推奨されるんでしょうね。
失業給付は退職直前の3ヶ月の平均賃金から算出されるので、定年退職した直後が最も多くもらえるわけで、これをもらわないのはもったいないと感じてしまいます。
ここでしっかりリフレッシュしたり、次の仕事のための勉強や準備に費やせるまたとない機会だと思うんですが。
そもそも、定年退職後に再就職する人の採用時に、そこまでブランクを気にするものなのか?
企業の本音を聞いてみたいものですが、そこがわからないからみんな不安になるのでしょうね…