「業務スーパー」も値上げモード
原材料価格や輸送費の高騰などを背景に国内でも物価上昇の兆しが出ている中、食品を中心とした格安販売で消費者の支持を集めてきた「業務スーパー」を展開する神戸物産は大規模な値上げに踏み切った。今後も値上げ基調は継続する可能性がある。
かつては業務用商品を扱っている飲食店などのプロ向けのお店のイメージで見られましたが、実態はただの格安スーパーの「業務スーパー」(神戸物産)。
節約・倹約家に愛されるだけでなく、デフレ化でどんどん店舗を増やして900店舗を超え身近な存在になっています。
その業務スーパーが値上げするとなると、節約・倹約家のみならず影響は大きいはずですが、今のところ神戸物産の株価は下がってないし受け容れられたのでしょうか。
お客が流れるライバル店がない?
業務スーパーが値上げした時、お客が流れそうなライバル店があれば市場の反応も違ったかもしれません。
格安スーパーのライバルがいないわけではありませんが、店舗数では業務スーパーが圧倒的ですからねぇ。
よく使う関西のスーパーを分類してみた(改改-世論補正版) pic.twitter.com/XHkYHCQ7e3
— イカリング (@ikaring63036919) 2021年5月27日
大黒天物産のラ・ムー(LAMU)は約100店舗、サンディは約160店舗、トライアルは約260店舗です。
私は車で行ける範囲に業務スーパーを含めて4スーパーあり、行ったこともあります。
どのスーパーが一番安いとは言い切れず、商品によって安かったり、特売品があったりして使い分ければさらに節約が捗る感じです。
他のスーパーも値上げを避けられませんし、業務スーパーの値上げが極端でない限りは受け容れざるを得ないでしょうね。
このままではスタグフレーションか?
2%の物価上昇目標を掲げてきた日銀にとっては、その日が近づいて来たと言えるかもしれません。
でも今のままでは不況下でのインフレーション、つまり「スタグフレーション」になってしまいそう。
急上昇しているガソリン価格については、普段からクルマを使っている身としては業務スーパーの値上げ以上に厳しいです。
対策について政治の場で議論されていますが、果たしてどうなるのやら。