「最近は女性より生きづらい」感じる男性5割
「男らしさ」をめぐり電通総研が男性の意識を調べたところ、約半数が「最近は男性の方が女性よりも生きづらい」と回答した。男性が家事をすることには、若い世代ほど消極的だった。ジェンダー平等を促す19日の国際男性デーを前に、同社が公表した。
電通総研が18~70歳の男性3000人を対象に実施した「男らしさに関する意識調査」の結果です。
「最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている」と感じている男性は、全年齢とも約半数という結果だったと。
「とてもそう思う」と「そう思う」を合わせた割合が約半数で、若い人の方が「とてもそう思う」が多い結果ではありますが、半数は驚きですね。
女性が感じていることはわからないだろうし、「隣の芝生は青く見える」だけかもしれませんが。
「女性より生きづらい」と私が感じること
仕事ができる女性にとっては、出世しにくい・給料が安く抑えられている日本の環境は生きづらいでしょう。
「女だから」を求められる場面も多いとは思います。「男だから」もあるので単純な比較は難しいですが。
それらのジェンダーギャップの改善に向かってる一方で、男性が「女性より生きづらい」と感じはじめたと。
これまでが恵まれていただけなのか、また別の生きづらさが生まれているのか。
私が「女性より生きづらい」と感じることは、独身中年であるがゆえに(?)対応を間違えると犯罪者に見られることです。
満員電車では痴漢冤罪に気をつけないといけないし、子どもに声をかけるなんてもってのほか。
言葉に気をつけないとセクハラになってしまうし、最近生きづらくなったと感じるのは間違いないでしょう。
女性の生きづらさと比べるものではないと思いますけど。
男性は家事をしなくてもいい?
一方、若年男性(18~30歳)で「男性は家事をしなくてもいい」と答えた人は16%。
これは多いように思いましたが、詳細レポートを読むと米国・英国の方がもっと高いので、日本のジェンダーによって役割を決める考えは高くはないようです。
独身者が多い日本では家事が出来ないと生きていけませんから必然と言えますかね。
しかも年齢が上がるほど「男性は家事をしなくてもいい」と答えた人は減っています。
独身者だけでなく結婚してからでも、あるいは単身赴任でまた独身生活をしたりして、家事の必要性・重要性を感じた人が多いのかも。
将来、配偶者に先立たれたり熟年離婚して老後一人暮らしになる可能性だってあるわけで、家事をせざるを得なくなるかもしれませんしね…