20~49歳の8割が将来の年金に不安
アンケートサイトに登録した20~49歳の有職者の会員300人に聞いた調査結果です。調査結果の詳細はこちらにあります。
「有職者の会員」がどういうレベルの有識者なのかはわかりませんが、将来の年金に全く不安がない人がいる方が驚きがあります。
「年金を受け取る時期・金額の条件」に対する設問では「現状維持」が10.3%、「今より良くなっていると思う」も2.7%いますしねぇ。
一言で不安と言っても、破綻という最悪のレベルから標準受給年齢の引き上げ、支給額の減額などまであるわけですし。
さらに年金を「受給しない予定」と答えた人が6%もいるんですよね。
受給しないつもりで年金保険料の支払い自体をしていないのか、サラリーマンで厚生年金保険料の支払いをしていても貰わないと決めているのか…
4割の人が「ねんきん定期便」の見方を理解していない
ただ、「ねんきん定期便」の見方を理解している人は40.7%。
「理解していない」と答えた人は42.7%、「知らない・見たことがない」と答えた人(20代の若い人?)も16.7%もいて、漠然とした不安を抱いている人も多いのでしょう。
20代・30代は先の先はまだまだわかりませんからねぇ。厚生年金の報酬比例部分の受給額は今後の給料・キャリア次第で大きく変わりますし、もしもフリーランスになったら国民年金になって2階以上の部分は自分でなんとかしなければいけませんし。
「今の仕事で65歳まで働くのは厳しい・無理」が過半数
現在は65歳までの定年の引上げによって同じ仕事を続けられる会社よりも、60歳以降は再雇用などで継続雇用している会社の方が多いです。
再雇用では仕事内容が変わり給料が減りますが、「今の仕事で65歳まで働くのは厳しい・無理」と答えた人が57.7%もいるので、それがいいのでしょうね。
仕事内容にもよりますが、体力・集中力が必要な仕事を65歳まで続けるのは厳しいと感じるのも当然のこと。
年金受給年齢(65歳?)までは無理のない範囲で働く、場合によってはセミリタイア状態がいいのかもしれません。