日本が「数学ができない大人」ばかりの理由
政府や産業界が「数学」に力を入れ始めた。デジタル化が進む中、数学の知識や思考法が、AI(人工知能)、ビッグデータなど、これからのビジネスや生活に不可欠になっているからだ。
DX化を進める上で必要になるデジタル人材が不足しているので、数学に力を入れるのは必然であり、良いこと。
でも日本が「数学ができない大人」ばかりなのは、わかりやすい理由が2つあります。
一つは多くの私立文系では入学試験で数学を選択しなくてもいいこと。もう一つは大学卒業後の出世(収入)を考えたら文系が強いこと。
そりゃ苦手意識のある数学を克服するよりも、他でがんばった方がいいとなりますわな。
一番人気の職業は
アメリカの人気職業1位が「データサイエンティスト」というのは、高い報酬で求人があるから。
一方、日本におけるゲームプログラマーなどの技術者はというと悪くはないけれどそこまで高くもない。
日本の人気職業では「ゲームクリエイター」が上位に入ってきますが、これはゲーム技術者というよりゲームの企画・立案をする人のこと。
ゲーム制作においてゲーム技術者を使う立場であり、目立つのも収入が高いのもゲームクリエイターの方です。
セガがSNSで訴えるべきは、「ゲーム技術者の収入はこんなに多いぞ!」だったんじゃないかなぁ。まぁ無理でしょうけど。
ただ、高校生に聞いたこちらの調査によると「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」が1位だったので決して不人気ではないようです。
技術系でも色々あるのでちょっと括りが大きすぎる感は否めませんが。
芸術系は「変わった人」でも許される
記事では組織の中で「変わった人を評価する懐の深さ」を求めています。コミュ力は低いが技術力は高い人をうまく使いこなしてナンボですからね。
文系・理系の枠ではどちらも常識人を求められがちですが、芸術系だけは別枠の扱いで「変わった人」であっても「芸術家肌」などと理解されます。
これまで理系の技術者は職人程度の扱いだったと思いますが、突出した才能のある人は、芸術系と同じ扱いすればいいんですよね。
多くの日本の組織ではそういう人を特別待遇する仕組みを作る必要がありますが…