2017年で休刊した月刊誌『BIG tomorrow(ビッグトゥモロウ)』
青春出版社の『月刊BIG tomorrow(ビッグトゥモロウ)』は、2017年12月14日発売の増刊2018年1月号を最後に休刊しています。
元々は自己啓発を中心にしたビジネス系男性月刊誌でしたが、後年は副業・投資・節約などの記事が増えていました。
副業・投資・節約などで資産を築いて早期リタイアした人を取材した特集記事もよくありましたね。
発行部数が先細っていく中でFXの広告が増え、それを後押しする記事が増えていった印象があります。
副業・投資で成功すれば早期リタイアができるという夢を見せつつ、副業・投資の一つとしてのFXを紹介すると。
2012年末の増刊号の特集は「元手10万円を1年で1000万円に増やすFXの必勝法」であり、その中には「FXの収入でセミリタイアした人たちの凄い稼ぎ方」の記事もあるのでまさにそのまんまです。
もしも今も続いていたら…
2017年末で37年の歴史に幕を閉じた『月刊BIG tomorrow(ビッグトゥモロウ)』ですが、もしも休刊せずに続いていたらどうなっていたでしょうか?
奇しくもFIREが話題になり始めたのは2018年です。あと1年続いていれば、FIREブームの先鞭をつけていたはず。
2021年のようにテレビを始め多くのメディアでFIREが取り上げられると、FIREブームにのっかって発行部数が大きく伸びていた可能性すらあります。
いやぁ休刊はもったいなかったかもしれませんねぇ…
それらの読者は投資情報誌の『ダイヤモンドZAi(ザイ)』などへと流れているのでしょうかね。
現実問題として出版業界自体が厳しい時代だから無理かなぁ…
これらの雑誌の編集者こそ副業・投資で稼げるようになっておいた方がいいんじゃないかと思ってしまいます。