なぜ未来人は全身タイツを着るのか?
昭和に描かれた未来のライフスタイル予想図や、現代にタイムスリップしてきた未来人は、「全身タイツ(ぴっちりしたツナギ)」を着ているのが定番でした。
おそらくその素材は機能性に優れ、オールシーズン着れて、多少太ったり痩せたりしても対応してくれる、とっても便利な服なんでしょう。
体のラインがそのまま出てしまうのがいいかどうかは別にして。
21世紀に入っても全身タイツは流行ってはいませんが、全身タイツが完全な絵空事でもないように思えてきました。
未来人ミニマリスト説
同じデザインの全身タイツを毎日着続けるのは飽きるように思えます。
ところが、毎日同じデザインの服を着続けるライフスタイルは、ここにきて一定のポジションを獲得しています。
つまり、全身タイツを着た未来人は究極の(?)「ミニマリスト」ではないのかと。
全身タイツのファッション性はともかく、「未来は機能性に優れた一つのデザインの服を着続けるライフスタイルが一般的になる」と予想していたと考えると、昭和の未来予想図もバカにはできませんね。
つまり、ミニマリストの出現と台頭を予想していたということです。
SDGsが進んだ未来説
最近話題の「SDGs(持続可能な開発目標)」ですが、その中で割と小さく捉えられがちなのが、着られることなく大量に廃棄(再生)に回される衣類です。
流行遅れだとか、ブランド価値が下がるから安売りしないなどで捨てられるのだから、本当にモッタイナイ。
しかし、「SDGs」が強く進められた結果、流行に流されずに服を選ぶ人が増えていくことが考えられます。
そうなった究極の形を表したのが「全身タイツ」なのではないかと。
未来は、全身タイツを着る以外の選択肢がないほど素材・原料に限りがある社会、という意味ですけれど。
まとめ
全員が「全身タイツを着る未来」は来ないと思いますが、全くの荒唐無稽とは言えない方向性で進んでいるように感じます。
個人的には、毎年新しい流行を作って新しい服を買わせようとするアパレル業界は、そろそろ変わるべき時期だと思いますけどね。