お金の失敗談を子どもに隠さないことが大事
学習指導要領の改訂で、学校でも「金融教育」に力をいれ始めているのをご存じだろうか。これからの時代を生きるために「マネーリテラシー教育」が必要性を増しているということだが、お金の話をするのはニガテという大人も少なくない。一体、家庭ではどう向き合っていけばいいのか、
「金融教育」と聞くと「投資=悪・危険」といった連想をして、子どもに教えることに懸念を持つ人が一定数います。
お金の話が苦手な人にとっては、わからないもの=怖い・危ないなんでしょう。
もちろん「投資=儲かる」ばかりの教育になってはいけません。投資で損をするリスクやお金を借りるケースも教えなければなりませんね。
「親が苦労話や失敗談をすることが大事」という点には共感します。最も身近な失敗談の方が響くでしょうから。
お金にふりまわされず生きたいけど
親が子どもに願うのは「お金に振り回されない人生」や「お金に苦労しない人生」だと思います。
でもそれは理想であって、多くの人はお金のことを考えた上で成功と失敗を繰り返ししながら生きていくことになります。
親から聞いた苦労話や失敗談を他山の石として、自分の失敗を減らせればいいでしょう。
それでもお金に振り回されるのが人生というもの。今だったらウクライナ情勢(ロシア情勢)で振り回されてますし。
「おうち銀行」プロジェクト
この本から親が銀行役になる「おうち銀行」プロジェクトを始めているそうです。
子どもにお金の管理を学ばせる(同時に親がそれを管理できる)ために、厚切りジェイソン氏もやっていました。
現実の銀行では利息はほぼゼロですから、「おうち銀行」の方がいいでしょうねぇ。
まぁこれからインフレになり金利もそれなりに水準になり、子どもにとっては今買うべきか後で買うべきか、さらに悩ましくなるかも。
お金には振り回されないまでも、悩ませられ続ける覚悟は必要です。それでもなんとか生きていくしかないですね。