試験監督に群がるホワイトカラー風おじさんの悲哀
アルバイト、パートタイム、派遣社員・・・。これまで非正規の仕事といえば、若者や女性が中心だった。しかし近年、非正規労働の現場で、しばしば「おじさん」を見かける。しかも、いわゆるホワイトカラーの会社員だった人が、派遣やアルバイトをしているケースが目につくようになった。
非正規労働の現場で働くおじさんにも、副業で働く人もいれば、早期退職してセミリタイア的に働いている人、60歳定年後に65歳までぼちぼち働いている人など、色々なケースがあると思います。
その中で試験監督は立ちっぱなしで肉体労働とは言え、暑かったり寒かったり雨の日もある外での作業や、重いものを持つ必要はありません。
人間関係の面倒さがあまりないのも、(元)ホワイトカラー系の中高年に人気の理由なのかな。
ちなみに、大学入試の試験監督には大学の職員や教員も駆り出されますから、ホワイトカラー風おじさんではなく、本当は偉い人もいます。もったいない話ですけど…
今後は非正規労働のおじさんが増えそう
大手企業の早期退職募集はまだまだ続きそうだし、コロナ禍での倒産も続きそう。
さらにロシアのウクライナ侵攻によって急激な物価上昇が起きると、働かざるを得なくなる60代以上も増えます。
副業で収入を増やそうと考える現役世代も増えますかね。
つまり、非正規労働市場におじさんが増えていくと予想されます。
私も資産が想定以上に減っていったら、非正規労働の現場で働くおじさんの一人になる覚悟はしています。
働いた方が家庭円満?
まぁ定年退職した夫には外に出て働いてもらった方が家庭円満と考える妻もいるので、いいことなのかもしれませんが…
ホワイトカラーでそれなりの役職をしていたシニア世代にとっては、プライドやこだわりを捨てられるかがハードルかな。
スーツを着ての仕事になる試験監督のバイトは比較的ハードル低めなのでさらに人気になりそうです。