骨部の方針に「国民皆歯科健診」
毎年受けるよう案内が送られてくる健康診断のように歯科健診をやるかと思ってしまいますね。
コンビニより多い歯科医院の仕事を作り出すためか?と穿った見方も出来てしまいます。保険負担もあるなら相当の金額になりかねません。
ただ今回想定されているのは「歯周病検診」のようで、唾液を提出して歯周病菌の有無をチェックするものらしい。
これなら健康診断の血液検査する際に唾液を取るだけで済むので費用はそれほどかからなさそう。
日本人の8割が歯周病菌持ち
一方、日本人の8割は歯周病に罹っていると言われます。
なので検査したらほとんどの人が陽性となって「一度歯科医で詳しく診てもらってね」と勧められるのではないかと。
陽性の可能性が高くても、気になるほど自覚症状がないとわざわざ歯科医に行こうとは思わないので、それを後押しする施策かな。
そういう意味では歯科医院にとっては仕事が増えていいかもしれない?
コロナの前から倒産は多かったし、コロナでさらに加速してるとも言われてますし…
歯周病治療はオススメ
でも歯周病治療を受けたことがある人間としては、歯周病治療自体はオススメです。
「国民皆歯科健診」で歯周病のチェックをするなら、投薬による除菌治療の保険適用もセットで必要と思います。
また日本人の多くが感染しているピロリ菌も同様に健康診断の検査に入れて、除菌治療の保険適用をすべき。
将来の医療費の抑制に繋がれば
健康診断の項目が増えたり保険適用の治療が増えると健康保険財政の圧迫を招きますが、将来治療や手術が必要になるほど悪化する人が減ればトータルでプラス。
このプラスマイナスは検証しにくいと思いますが、「国民皆歯科健診」を推進している議員さんたちは将来の医療費の抑制が出来てプラスだと考えているのでしょう。
ピロリ菌についても同じ考え方でやればいいと思うわけです。
代わりにバリウム検査をやめてしまえば健康診断の費用削減できますが、これはこれで既にあるX線設備(検診車)が余ってしまいそうなので無理かなぁ…