日本人が知らない「フリーランス」という働き方
「フリーランス」という言葉には、そもそも横文字でかっこいいイメージがある上に、「自由」を感じられます。
ただ、現役世代をフリーランスで過ごすのは、老後は国民年金のみ、あるいは厚生年金はあっても僅かになります。
記事に書かれているような「私的年金で多額の積み立て」をするよりも、国民年金基金という自営業者向けの年金制度を先ず考えるべきですが。
国民年金基金は厚生年金の2階部分(報酬比例部分)と同じ扱いで、保険料は全額社会保険料控除の対象になりますから。
さらに所得税控除のことを考えると、私的年金よりiDecoの方を優先すべきかも。
いずれにせよ、現役世代をフリーランスで過ごす人は、自分でしっかり考えないといけません。
定年後・セミリタイア後にフリーランスで働くのは悪くない
一方、定年後に副業感覚でフリーランスで働くのは悪くはありません。
私の場合はセミリタイア前からフリーランスのエンジニアでしたが、今は副業感覚のフリーランスになりました。
もうエンジニアと名乗れるような技術的な仕事はしていませんが。
定年後、年金もらい始めるまでの間の生活費の足しにしたい、年金の足しにて自由に使えるお小遣いが欲しい、と考える人にはいい。
また休むも働くも自由にできる環境であれば、自由に旅行に行くこともできます。
雇用されている場合は、中々好き勝手に休めませんからねぇ。
そもそも高齢者向けの仕事として昔からあるシルバー人材センターの就業形態は、請負・委任であり、フリーランスになります。
昔から多くの高齢者がフリーランスで働いているわけですね。
初期投資がかかるものには気をつけよう
ただし、定年後にフリーランスになる場合は、初期投資にお金をかけすぎないようにしないといけません。
初期投資をかけてもうまくいくとは限りませんし、病気や怪我で続けられなくなる可能性もあります。
労災保険も適用されないので要注意です。配達員など一部の職種に関しては特別加入制度が適用されるようになっているので、要チェックです。