「気候変動を原因とする若年層の不安症」が社会問題化
最近、フランスのメディアによく出る新しい単語がある。Éco-anxiétéといい、気候変動による不安、気候不安症、エコ不安症などと訳せるだろう。はっきりとした定義はないけれど、要するに「気候変動による災害や環境問題が原因で不安、絶望、ストレス、無力感を感じる症状」だ。特に子供や若年層が感じることが多い。
日本でも猛暑や台風や大雨の被害が増えていて、気候変動の影響を感じない人はいないと思いますが、それが原因の不安症については話題になってないですね。
ちょうどこの3連休、台風14号が九州縦断して中国地方から近畿地方を通っていきそうな予想ですが、これもこの季節の風物詩の一つといった感じ?
ヨーロッパなどは天災が少なかったのに、被害が大きい災害が急に増えて、強いインパクトを感じているのかもしません。
日本は地震を除いても、毎年どこかで天災被害は出ているし、それが大きくなってはいるものの、慣れているから強いインパクトを感じにくい。
潔く諦めた方が幸せかもしれない
実際に大きな被害を受けた人は強く不安を感じるのでしょうけど、そうでない人は他人事と感じているのかもしれません。
地震については気候変動・環境問題とは直接関係ありませんから、被害に対する対策はできても地震そのものをなくすことはできず、結局は運次第ですからねぇ。
気候変動を「自分たちが引き起こした」と感じてしまうと、絶望感に苛まれてしまうのも当然。
でも気候変動を含めてあくまで自然のなりゆきであって、自分たちは自然の中ではちっぽけな存在だと思って諦めた方が幸せに過ごせるのではないかな。
人間の歴史では大きな変動であっても、地球の歴史で考えると小さな変動に過ぎませんしねぇ。
「エコ不安症」の人にそう言っても気休めにすなならないでしょうけどね。