2023年の漢字は「税」でしたが…
2023年の漢字は「税」が選ばれました。理由は増税や減税が話題になったり、インボイス制度の開始があったりしたことから。
ただ2023年はジャニー喜多川の性加害や宝塚歌劇団のパワハラ、さらにビッグモーターの不正があった上に、ここに来て自民党の安倍派と二階派を中心とする裏金問題にダイハツの認証試験不正が出てきました。
長きに渡り行われていたこれらの不正・問題が明るみになったことから、2023年の漢字は「暴」(暴く)のほうがしっくりくる、との声がありました。
ダイハツの不正発覚は「内部告発」
ダイハツの不正発覚は内部告発だったそうですが、報告書の聞き取り調査では「内部通報を行っても、監査部が直接事実確認する事は無く、当該部署の部長・室長・GL に確認の連絡が行くのみで、隠ぺいされるか、通報者の犯人探しが始まるだけ」との声もあったとか。
社内の窓口への内部通報は機能してないし、通報したら犯人にされて吊るし上げられるリスクがあるという悪い日本企業のお手本です。
ジャニー喜多川の問題はこれまで声を挙げてもテレビ局や新聞社など大手マスコミが忖度して報じない状態がありましたが、このマスコミも同様に悪い日本企業のお手本でした。
やはり内部告発はネットに向けて匿名でやるに限る。そう言わざるを得ません。
内部通報者を保護する制度を
日本の内部通報制度は企業の「性善説」に基づいていますが、不正している企業にそんなの通用するはずがない。
「アメリカでは、不祥事などで企業に課せられた罰金の10~30%を通報者(ホイッスルブロワー)に報奨金として支払う制度がある」そうで、日本でもこういう制度が必要だと感じます。
今回のビッグモーターやダイハツのケースなら何億円かもらえたりして、「内部告発してFIRE!」も夢じゃないかもしれません。(アカン)
ビッグモーターに水没車を売りつけられた客
先週金曜のテレビ東京『ガイアの夜明け』は、ビッグモーターを追いかけていました。
番組では、ビッグモーターにアウディを修理を持ち込んだら「無価値」だと言われて1万円で下取りにされ、代わりに100万円の中古軽自動車を買わされ、どうやらそれが水没車だったという被害者が登場していました。
その水没車がダイハツの車だったので、「ダブルで被害者やん!」ってなりました。
実際に、ビッグモーターでダイハツ車を買った人は少なからずいるでしょうからねぇ…
ビッグモーターにとっても、手持ちのダイハツ中古車の価値が下がったら被害者になるのかも?
それだけダイハツショックの影響範囲が広いということですけどね。