今から「老後破産」を防ぐ家計のコツ
老後に必要な資金の話では、とにかく「毎月赤字になるのだからそれに備えて貯金を!投資を!」という論調になちがち。
その中で「生活費は極力年金で賄えるように見直す」という提言をしているのは珍しいくらいですね。
「支出は収入の範囲で」という当たり前のことだし、それで足りなくて過剰に節約するよりも働く方が現実的というのも当然のこと。
まぁ年金で賄うというのが簡単ではない人も多いとは思いますけど。
特別支出は貯蓄から出す
生活費は極力年金で賄いつつ、特別支出は貯蓄から出すという考え方も同意します。
その上で、医療費や介護費を予算化しておくというのもいいですね。
ただ医療費について、白内障手術代は保険の範囲であれば3割負担で5万円台で済むようです。もちろん1割・2割負担ならもっと安くなります。
またインプラントも絶対に必要かというと、入れ歯でも十分ではないかと。
このあたりの見積もりについては、最低ラインの金額とオプションの金額の両方を想定しておくといいですね。
介護費用の見積もりは難しい
介護費用の見積もりは約580万円としていますが、これは介護期間の平均が5年1ヶ月というデータから求められたもの。
ただ介護を受けずに亡くなる人は除いているので、その人たちを含めての平均は短くなります。
でも平均を超えて介護を受ける可能性もあるため、それに備えるならもっと費用が必要ですね。
介護用ベッドなどはレンタルもありますし、自治体によっては独自の補助がありますし、夫婦であれば順番に使える可能性も。
医療費や介護費は選択次第で金額は変わってくるので、自分の自治体ではどのようなサービスがあるのかを調べたおいた方がいいでしょうね。
もちろん、ピンピンコロリで死ねれば一番いいのですけれど…