日本に広がる貧乏性の正体
なぜ、日本の消費は停滞しているのか。第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣さんは「その背景には、3つの根深い不安と“お金そのもの”への執着という価値観の歪みがある」という――。
2025年1-3月期の日本のGDP(速報値)は、実質の年率換算で-0.7%と4期ぶりにマイナスとなりました。
物価高の影響で個人消費が振るわなかったようですね。
やっとデフレ脱却できそうなのに、またデフレに向かわないか危惧されます。
「貯め込み経済」の原因は「不安」
記事では、今の日本人は今使えるお金より、将来のためのお金のほうが大切になっていて、その背景にあるのは「不安」であるとしています。
老後資金を始めとして教育費や住宅ローンの不安が原因であり、その不安をメディア・SNSが煽って増幅させていると。
これについては本当にそう思います。「老後2000万円問題」については政府(金融庁)が煽ったようなものですが。
社会保険料が増えたことによる可処分所得の減少も消費抑制に大きく影響しているし、少子化の原因でもありますね。
「お金そのもの」へ執着
日本人全体が「お金そのもの」への執着を強めていったかと言われると、一部の人の話じゃないかな。
ただSNSやブログを眺めていると、そういう人が増えている気はします。おそらく私がそういう人のSNSやブログを読んでいるからですが。
消費を極端に削って投資に回す(NISA貧乏?)もまさに目にするパターンです。
まぁ自分もかなり消費を削って生きている「貧乏セミリタイア」なので同じかもしれません。
将来への不安から半分、今を楽しむため半分なのでちょっと違いますけど、この生活を続けるためにお金に執着しているのは間違いありません。
日本経済としては良くない傾向になってるんでしょうね。