Z世代の3割が「保険はいらない」
Z世代を中心にみられる「保険不要論」。若者はなぜ保険を不要と考えるのか、保険不要論は本当に大多数の意見なのかなど、「ほけんの第一歩」がアンケート調査しました。
第一生命保険株式会社がZ世代(15~30歳)の保険未加入者を対象に行った「保険不要論」に関する調査の結果です。
保険には国民皆保険の保険(国民健康保険・社会保険)と、民間の医療保険・生命保険(任意)がありますが、後者の意味で取ったアンケートだとして話します。
「保険は必要」と答えのは半数を超えてはいますが、「保険は不要」と答えた人も3割近くいるという結果です。
これが他の世代と比べて多いのか少ないのかはわかりませんが。
「保険不要論」はYoutubeやSNSから
「保険不要論」について聞いたことがない人が6割以上ですが、聞いたことがあるという人ではYoutubeやSNSであると回答した人が多い。
マスメディアで聞くことがほぼないのは、生命保険会社や保険代理店が大スポンサーであるからでしょう。
めちゃくしゃCM見ますからねぇ。下手なことを話題にしてスポンサー撤退されたら大変です。
不安を煽る保険会社
「保険は不要と思う、または加入をためらう理由」については、「月々の保険料が高い」がトップ。保険に払うお金がないという意味になりますかね。
2位の「投資の方が良さそう」は、お金があっても保険より投資、という意味ですねぇ。
「貯蓄で十分」「国の保障があるから」は、保険会社の煽りに騙されずに冷静に判断しているということかな?
実際、この記事でも「国の保障で十分とは言い切れない」と、健康保険でカバーされない費用の例として差額ベッド代、入院時の食事代・日用品代、保険適用外の治療・手術費、先進医療を挙げています。
差額ベッド代は差額ベッドを使わなければいいだけのことだし、食事代は普段の食事代より安いくらいかもしれない。
「個室に入りたいなら保険に入っておきましょう」と勧誘するならわかるんですが。
保険適用外の治療・手術だって、受けなくても命に関わらないものだから保険適用外なんだし。
唯一、先進医療はあると助かるケースが考えられるので、先進医療だけの保険作ればいいのに、などと思ったり。
こういう、必要のないものを積み上げて「お金がかかる」と不安を煽ってるから、ネットで「保険不要論」が広まっているのではないかと。
保険会社がこんな調査をするのは、「保険不要論」が広まることを恐れているからかもしれません。
