貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「富、地位、才能、栄光、長寿、美貌などを願ってろくなことはない」

「健全な精神は健全な肉体に宿る」は誤訳

jbpress.ismedia.jp

<古代ローマのユウェナリスという風刺詩人の残した詩に、“健全なる精神は健全なる肉体に宿る”と訳されている諺がある。だが原詩の意味はそうではなく、「富、地位、才能、栄光、長寿、美貌などを願ってろくなことはない、願うべきは『健全な肉体と健全な精神』という趣旨」だそうだ。健全な肉体と精神は並列なのだ。ところがナチス・ドイツなどがこの趣旨をねじ曲げ、「あたかも健全な肉体と健全な精神が不即不離のごとく都合よく解釈」したという。>

 「健全な精神は健全な肉体に宿る」は間違って広まった、とか誤訳された、という話は聞いたことがありましたが、原詩の意味について詳しく書かれたのを読むのは始めてかも。

要するに「心身ともに健康であるのが一番」ってことですね。

セミリタイア生活に入って、地位とか才能とか栄光とか上を目指すのをやめて下り坂をゆっくり降りる選択をした人間としては、まさにそうだよね、という印象です。

手のひら返しは止まらない

ちょうど日本大学アメフト部の事件が騒がれた時に「手のひらを返すように体育会系が否定されだした」という記事を書いたのですが、その後もボクシング協会の問題や日本大学チアリーディング部の問題が明るみに出て手のひら返しは止まりませんね。

問題を起こした人たちには「富、地位、才能、栄光、長寿、美貌などを願ってろくなことはない」との言葉を贈りたいです。

かつて問題となった戸塚ヨットスクールは「ヨットの訓練を通して健全な精神と肉体を作る」を基本にしていました。

戸塚ヨットスクールが問題になった1980年代に、「健全な精神」と「健全な肉体」を切り離しておくべきだったのかもしれません。

シビリアンコントロールが必要

こうなると、スポーツの団体で軍隊における文民統制(シビリアンコントロール)のような仕組みが必要でしょう。

団体の長はそのスポーツの経験者・関係者以外から選ぶ、というのも一つの手段ですが、せめて団体の長や理事など幹部の選任やチェックを外部の人間がやるようにした方がいいです。

これはスポーツ団体に限らず、体育会的なブラック企業にも必要なことですし、不祥事を起こした大企業にも必要なことですね。

五輪種目になっているスポーツ(の選手)には、国の税金やtoto助成金などが入っているので我々も口を出す権利はあります。大学も同様です。

むしろ「体育会系を辞めた方が生産性アップする」と国を挙げて広めちゃえばいいと思ってますけどね(;´∀`)

健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体