キャッシュレス化に失敗する人続出?
消費税増税のタイミングで開始した、増税対策とキャッシュレス化推進を兼ねた政府のポイント還元政策で、キャッシュレス決済比率は高まっています。
これが定着するのか、一時的なもので終わるのかはまだわかりませんが、失敗した事例はしばらくオイシイネタとして登場しそうです。
キャッシュレスを使うメリットの一つとしてポイント還元があり、今は特に政府のポイント還元政策や各社の競争もあり、ポイント目当てに買い物をしすぎるパターンが一番多いのかな、と思っていました。
ところがこの記事は「買ったものか、記憶がなかった」というもの。要するに「記憶力が足りない人」であり、財布のお金の残金でしか管理できないタイプの人だったと。
管理できない人はチャージタイプにすべきか?
クレジットカードやそれに自動的に紐付いているタイプのキャッシュレス決済は「お金が減った感覚がない」ので、管理できないタイプの人はついつい使ってしまいがち。
そういう人はキャッシュレス決済でも一定額をチャージして使うタイプにすべきでしょう。
毎月一定額をチャージして、その範囲内で使うようにすれば逆に管理がしやすいというもの。財布の中の残金を一々チェックするよりも、残高が一発でわかるので便利です。
キャッシュレス決済をひと括りにするのではなく、自分にあったタイプで使うのがいいですね。
クレジットカードがダメという人でも、デビットカードを使えばいいかもしれませんし。
「Suica最強説」にも落とし穴が?
キャッシュレス決済の中では、「Suica最強説」があります。交通系の非接触ICカードでは最も使える路線が多いカードであり、コンビニなど使える店舗も非常に多いです。安全性の高さも最強説の理由の一つです。
でも、交通系カードであるが故の落とし穴も!?
Suicaで使ったから「交通費」で計上していて、費目が正しく認識されていなかったという事例です。
「Suica最強説」も、管理能力がない人にとっては危険があるので要注意ですね。流石にここまでの人は少ないと思いますけど。
キャッシュレス普及には「見える化」が鍵
キャッシュレス決済を提供する会社にしてみれば、ついつい浪費してしまう方が儲かります。
しかし、それで敬遠されては意味ないし、世間的に「危険なもの」と認識されかねません。
キャッシュレスの普及と競争を勝ち抜くためには、どこでいついくら使って、いくら残っているのかという情報をわかりやすく「見える化」し、お金の管理を手助けしてくれるキャッシュレス決済会社が生き残るのではないかと思います。
この点で、マネーフォワードと直接連携できたり、自前で家計簿アプリ用意してるLINEが一歩抜け出しているかもしれません。