「買い占めやめよう」
ツイッター上には「初めて買い占めに参加できてテンション上がる」「パニック買い占め怖いからとりあえずパスタとパスタソースとトイレットペーパー買った」などの報告が続々と上がり始めている。
東京都の感染者が急増したことを受け、週末の外出自粛を呼びかけたことで、週末のための食料品を買い溜めする人で行列が出来たようです。
「スーパーは週末も開ける」と言われても、週末外出しなくてもいいように買い物する人が増えたらこうなりますよね。
小池知事が会見の時に、「買い物は行ってもいいです」とか言っておけば少しはマシだったかもしれません。
さらに場合によっては「災害時の備蓄食料品を活用してください」とかね。
行政が「冷静に!」「落ち着いて!」と呼びかければ呼びかけるほど、危機が迫っているのだと思ってかえって不安に思って行動をかきたててしまったのかもしれません。
冷静になって行動できる根拠を示さないと、ただ不安を煽ってるだけになります。
結局、パニック気味になったためか、長期保存できる冷凍やインスタントの麺類・乾麺・カップ麺までもが棚から消えてしまったようです。
早速転売も始まっているようで…
メーカーは今こそ賞味期限ギリギリで廃棄を考えていた商品を安く放出したらどうかしら?
でもこれって「買い占め」なの?
ただ、今回の件で「買い占め」という言葉が使われていることに違和感がありました。
「買い占め」というのは、市場占有・価格つり上げなどを目的として行われるものであって、週末に消費する分を買っているだけの個人の集団を指すのは正しいのかと。
ちなみに、Wikipediaの「買い占め」にはこうあります。
買い占めという言葉は、単独または少人数・小グループが市中の品や店舗の在庫の大部分を買い上げることを指す。
多くの人が特定の商品を買い求めた結果、市中から消える状況は単なる「需要超過」であり、買い占めとは呼ばない。
転売ヤーによるマスクの買い占めと違って、今回の場合は転売を目的にしていないので「需要超過」でいいのではないかなぁ。
保存期間が限られる食料品は買い占めしてもリスクがありますし。
特に生鮮食料品が店頭から消えたことに「買い占め」と騒ぐのは間違っているでしょう。
この先、輸入品は品薄になるかも…
ただ、このまま長期化すれば一部の輸入品は品薄になるかもしれません。
節約生活で重宝する食材の一つ・輸入パスタですが、イタリアが大変なことになっているので生産や流通に支障が出るかもしれません。
長期保存がきく商品なのですぐには店頭から消えないと思いますが。
一方、国内で製造しているカップ麺などは変らず生産・流通が続くので店舗から消えてもすぐに補充されて長期に買えなくなることはないでしょう。
輸入品が入りにくくなって食料品価格が上昇すると、節約生活は大変になりそうですね。