「コロナ鬱」激増中
新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の病院が大混雑している。それは内科だけではない。松崎病院（愛知県）の精神科医・鹿目将至氏は、「親交のある県内の精神科医の場合、3月下旬のある日に診察した患者68人中58人がコロナへの強い不安を述べたそうです。『コロナ鬱』といってもいい症状を訴える患者が急増しています」という――。
「コロナに感染したらどうしよう…」という自分や家族への健康不安、さらには感染した場合に周りから向けられる目を不安に思っている人もいるでしょう。
「自分は大丈夫」という根拠のない自信から旅行に行ったり人混みに出かける人もいれば、やたら過敏になっている人もいて、両極端だなーと思います。
とにかくマスクやアルコールウェットティッシュなどを買いに走り回る人もいますが、その行動は大丈夫なのかと不思議になります。
原発事故のときもそうでしたが、人間不安になった時にはそういうものなのかもしれません。
将来が見えない不安
一方、新型コロナの自粛の影響で仕事を失ったり、閉店・倒産に追い込まれそうな人が不安になるのは当然のことです。
政府に対して「自粛要請は補償とセットに」との要望が出ていますが、そうしないとコロナ死よりも自殺者数の方が増えかねません。
新型コロナショック直前のいわばピークで投資を始めたり、資金を投入した人も不安が大きいでしょうね。
私もセミリタイア生活が続けられるのか、不安な日々を過ごしています。
「アフターコロナ」にハイパーではないにしろインフレになったら、と考えてしまうと不安になります。
見方を変えれば「7年間楽しめた」
ネガティブな考え方ばかりしていては「コロナ鬱」に入っていくので、楽観的にポジティブな考え方もした方がいいですね。
私の場合なら、「セミリタイア生活を7年間楽しめた」ということになります。
「もしも55歳で早期リタイアを目指して資産を全力で市場に投入していたら…」と考えると、不安どころじゃないですね。（全力は絶対にしないけど）
60歳や65歳まで働いて、「ゆとりある老後」を送る想定をしていた場合でも、老後不安で一杯になりそうです。
一番美味しいと思うものから食べるのか、それを残しておいて最後に食べるのか、という2択で考えれば、私は先に美味しいものを食べました。
最後に食べようと残しておいたものが、誰かに勝手に食べられるリスクもあるので、先に食べて良かった、と考えておきます。
といっても、今は先行き不安でいっぱいですけどね…
