家計簿をつけている人は貯蓄額が多い
今年7月にアンケート調査(※1)を実施したところ、男女とも家計簿をつけている人は、つけていない人に比べて貯蓄額(世帯)が高めであることがわかりました。さらに、現在の生活に対する満足度も高いということも明らかになりました。
つまり、家計簿をつけている人は、同じようにこのコロナ禍に突入していても、金銭的にも精神的にも余裕があるということです。そして、その傾向は男性でより顕著でした。
家計簿をつけているのは既婚者>未婚者になるので、単純比較しにくくなりますが、このアンケート調査では未婚・既婚と男女別に比較しているのがよいですね。
どの分類でも家計簿をつけている方が貯蓄額が高いという、まぁ当然と言えば当然の結果となっています。
ただそれは男性の方が顕著で、未婚の方がその差は大きいというわかりやすい。
やはり貯金をしたければ支出の把握は必要で、そのための最も有効な手段が家計簿となります。
家計簿の男女比は思ったほど開いてない
家計簿をつけるような細かいことを毎日するのは女性の方が圧倒的に多いのかと思いきや、未婚の男女で比較すると5ポイントくらいしか違いがありません。
男性はアプリ利用率が高いので、アプリが家計簿をつけるハードルを下げた可能性があるのかな?
10年くらい前のデータがと比較したくなりますね。
私はセミリタイアしてから7年半ほど家計簿アプリを使ってつけていますが、手書きでは続かないと思う人間です。
満足度が上がる理由は?
家計簿をつけずに、支出を把握せずにお金を使ってしまい、思った以上にお金を使ってしまった、と毎月後悔しているようでは、生活満足度が下がるのも当然。
逆に家計簿をつけて計画的に買物や貯金ができれば、達成感があり満足度が上がるでしょう。
さらにそれは「自己決定度」を高めているのかな、と個人的には思います。
家計簿をつけることで、何が問題で何をすべきかを考えて決定して実行に移す。
いわゆるPDCAサイクルみたいなものですけど、それがうまく回っていると満足度が上がります。
今まで家計簿をつけず、支出の把握をしてなかった人ほど効果が顕著に表れて、達成感や満足感が得られやすいかもしれません。