五輪中止のネット署名が20万人突破
オリンピック中止のネット署名が集まっている理由の一つは、東京オリンピック・パラリンピックの期間中、看護師約500人の派遣を求めたことと、スポーツドクター200人をボランティアで募集したことでしょう。
日本の場合は、コロナの重症者用病床で対応する医師・看護師が不足しているし、ワクチン接種が進まない理由にも対応する人員不足が挙げられているわけで、優先順位がおかしいと感じてしまいます。
しかもスポーツドクターの募集に関しては、具体的な要項が示されてないために、躊躇する医師も多いようですね。
とりあえず早めに募集をかけておかないと、というフェーズなのかもしれませんが。
無観客開催の想定を示して欲しい
開催か中止か、の二択ではなく、無観客開催も一つのプランであり、延期した時点で想定しておくべきことです。
無観客開催にした場合、医師・看護師スタッフや、その他ボランティアスタッフの必要人員数がどれくらいになるのか、示して欲しいですね。
きっと大会委員会の内部では想定をしているはず。それを表に出すと「無観客開催に傾いている!」と世論が流れるのを恐れて公表しないのでしょう。
その結果、「中止!」という声が大きくなってしまってるわけですが。
選手は無観客に慣れつつある
IOC委員でもある世界陸連の会長は、無観客容認する発言をしていますし、無観客開催を選択肢の一つとして公に問う時期に来ていると思います。
無観客にすれば、熱中症になる観客の対応のための医師・看護師を配置した救護施設を大幅に減らすことができるわけで。
真夏の開催で最も懸念されていた熱中症問題が解決できるので、無観客開催は悪いことではないはず。
ボランティアスタッフを集めると、そこで感染を拡大するリスクもあるので、観客の案内などのスタッフを削減できればいい。
そもそも、今の緊急事態宣言では「人流を抑える」ことを狙いとしているわけで、無観客開催はまさにその「人流を抑える」ことです。
無観客だとチケット収入がゼロになるので大変なのはわかりますけどねぇ…