ケチケチ生活とは、人生後半を快適に生きるための哲学
「最期は孤独死もいとわない」というほど、ひとり暮らしが好きと微笑む71歳、エッセイストの小笠原洋子さん。節約主義を貫いてきた《ケチ師範》が、おだやかな老後生活の極意を教えてくれた
ゆとりある老後の生活を送るために、いかに老後に向けた資産を作るか、増やすかという記事が多い中で、珍しいですね。
まぁ資産を作るか、増やすかというのは、広告を付けやすいのでしょうがないんですけど。
「1日1000円のケチケチ生活」は私も実践中
URの高齢者向け賃貸住宅(3DK)で家賃5万5000円は、一人で住むには広くて贅沢な気もしますが、家賃や水道光熱・通信費などを除いて1日1000円生活。
私も、家賃と水道光熱・通信費を除いた食費・日用品・交通費・娯楽費の合計を月2万5000円~3万円くらいに納めるようにしているので、よく似ています。
買物に行くのは2~3日に1回ですし、「1日1000円」という縛りではなく「1日平均1000円」ですけど。あと、私は半額惣菜とか買いまくってる点では違います。
カードやキャッシュレスだとつい無駄遣いしてしまう人は、小笠原洋子さんがやっているように、現金で1000円を用意して、余った分を袋に入れておく方法がいいでしょう。
孤独が苦にならないからこそできる
ただこれは、「孤独死もいとわない」と言えるほど孤独が苦にならない人だからこそできることだと思います。
そう言いつつも、URでやっている安否確認サービス(見守りサービス)に入っていたりして、孤独死対策はしっかりしてますねぇ。
身体が弱ってきて買物に行くのも大変になったり、医療費がかさむようになると1日1000円生活は難しくなってくるかもしれません。
でもそれまではこの生活を続けて、快適な老後を送れそうですよね。インフレが進まなければ…ですけど。
私も今のままの生活を続けて、老後の年金生活に突入してもそのまま変わらずの生活でいたいと思っています。今は準備期間のようなものですね。