日本の高齢者の3割「親しい友人がいない」
「親しい友人の有無」を聞いたところ、日本では「いない」という回答が「31.3%」もありました。
他の国は、日本の半分の10%台が多く、明らかな差があります。
「親しい友人がいない=孤独」ではなく、仲の良い家族・親族がいるから孤独だと感じていない人もいるはず。
家族以外に相談できる存在はあった方がいいので、親しい友人がいるにこしたことはありません。
夫婦で仲良く過ごしていてもどちらかが先立った時に残された側は孤独に陥るわけですしね。
孤独担当大臣を置いたイギリスはどうなの?
この調査は日本の他に、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの3カ国に調査していますが、孤独問題担当国務大臣を置いたイギリスの状況が気になりました。
「65歳以上のうち360万人がテレビが主な友達」だと…
イギリスの高齢者は約12000万人なのでちょうど30%です。日本の孤独問題はイギリスと同等か、それより深刻かもしれません。
「異性の友人がいない」日本
この調査で特徴的なのは、「同性、異性の両方の友人がいる」割合が日本だけが極端に少ないという事実でしょう。
まぁ今の高齢者世代は、学生時代に異性との友人関係があった人はあまり多くない世代でしょうしねぇ。結婚もお見合い結婚の割合が多かった時代の人たちです。
私の世代でも多くなかったと思います。男子校・女子校も健在だった時代ですし。
異性から親切にされると、「好意」と勘違いしてストーカー化する高齢者もいるわけで、やはり男女の友情は成立しにくいのかな…
今の若い人たちが高齢者になる頃には、異性の友人がいるのも当たり前になっているかもしれませんが。
我々以上の世代は、今更どうしようもないので、孤独を覚悟して孤独を楽しむことに切り替えた方がいいのかな?