貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「楽観バイアス」が支配している? 医療ひっ迫が起き始めた東京

「医療のひっ迫というものがすでに起き始めている」

www.tokyo-np.co.jp

28日に開かれた衆院内閣委員会の閉会中審査で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、コロナ感染者が27日に過去最多の2848人となった東京の医療体制について「医療のひっ迫というものがすでに起き始めているというのが我々の認識」との見解を示した。

陽性者が3000人を超えてきて、そのうちの高齢者の割合が低いため重症化率・死亡率は下がっていると思います。

しかしデルタ株が広がったことで入院が必要な患者はどんどん増えて、医療のひっ迫が起き始めているようです。

4回目の緊急事態宣言が出てから2週間以上経過しても下がってないので、一般の医療への影響が出るのも時間の問題かも。

感染拡大が止まらないのは「楽観バイアス」のせい?

ここまで緊急事態宣言が意味をなさなくなったのは、4回目でもう慣れてしまったのと、今回はオリンピックが開催されていて「楽観バイアス」が働いているためでしょうか。

www3.nhk.or.jp

日本の社会が危機感を共有することが非常に重要」と言われても、政府から出るメッセージはオリンピックの影響で強くないし、マスコミもオリンピック一色になってるし…

人間は必ずしも合理的には行動しない」ことから行動経済学が生まれたわけですが、まさにそれが目の前で繰り広げられている感覚になります。

ひとり暮らしは入院させてもらえなくなる?

病床が足りなくなる可能性があるため、遂にひとり暮らしの人は悪化しても自宅療養のままにされそうな発言も。

www.tokyo-np.co.jp

関西の最悪期には、自宅療養から入院が必要な状況になっても、それがスムーズに行かずに亡くなった事例もあったんですけどねぇ…

デルタ株は悪化する時はあっという間に進行するらしいので、健康状態を確認する体制で安心できません。

楽観バイアス」が働いているのだから、「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と言うよりも、もっと危機を訴えたほうがいい。

行政の携わる人間は「パニックを起こしたら大変」と考えるのかもしれませんが、心配するようなパニックにはならないものです。

かといって行政から発せられる言葉をそのまま冷静に受け止めて、合理的に行動するわけでもない。

人によって行動はバラバラだし、メッセージの出し方は難しいですねぇ…

世界最前線の研究でわかる! スゴい! 行動経済学