地方で意外と物価が高いものは…
東京と違って地方都市に住めば家賃も物価も安いから、収入が少なくても充分生活できる――。そう考える人もいるかもしれないが、実際に東京と地方の両方に住んだ経験のある人に聞くと「地方で意外と高いものあるある」が存在するのだという。昨年11月に、東京から佐賀県唐津市に移住したネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、自身の経験をもとにリポートする。
東京と地方の物価の大きな差が出るのは家賃です。
地方によって敷金・礼金・保証金などの制度が違うので初期費用の部分では月々の家賃ほど差がなかったりはしますが。
ただし、首都圏と京都以外には更新料がないので、長期間住むとさらに大きな差になりますね。
家賃以外の物価は差がない
一方、家賃以外の物価はあまり差がなく、地方都市(県庁所在地)の物価水準は東京よりも高いケースもありました。
地元で取れる野菜や魚介類は新鮮で安いものが食べられるのは良いところですが、それは地域によるし季節にもよりますね。
地方では車がないと不便な地域も多くあり、それがコストになりますが、地物の野菜や魚介類を安く買うためには、車で買いに行く必要があったりします。
節約生活にはディスカウントスーパーが欠かせない
マクロ視点でみると家賃を除く物価の地域差は少ないですが、ミクロ視点で見ると近くにディスカウントスーパー・激安スーパーがあるかないかで節約生活の捗り具合が大きく変わります。
少し前にTwitterで話題になった関西のスーパーの分類で、「デフレの原因」ライン付近から下のお店が近所に複数あると助かりますね。私はいつも助けられてます。
よく使う関西のスーパーを分類してみた(改改-世論補正版) pic.twitter.com/XHkYHCQ7e3
— イカリング (@ikaring63036919) 2021年5月27日
ディスカウントスーパーでも日によってセール品が違うし得意分野・不得意分野があるので、それを理解してお店によって買うものを分けるのがポイントになります。
地方都市への移住をするなら、近くにどんなスーパーがあるのかをよく調べておくのがいいかもしれません。
と言っても、新規で出店したり撤退したり、動きの激しい業態なので未来のことまではわかりませんけどね。