中国恒大集団のデフォルト懸念で株価大幅下落
9月20日のアメリカ株式市場が大幅下落し、それを受けて21日の日本の株式市場も大きく下落しました。
原因は中国の不動産事業大手・恒大集団のデフォルト懸念。これを引き金にリーマン・ショックの再現を恐れているわけですねぇ。
中国国内だけの話で済めばいいのですが、中国が世界の経済に与える影響が大きくなっているのでそうもいかなさそうです。
21日のアメリカ株式市場は戻しているので大事にはならずに済みそうな気配ですが。
恒大集団と言えば
恒大集団と言えば私にとっては広州恒大(現在は広州FC)の印象が強いです。恒大集団がオーナーになっている広州市(恒大集団の創業地)のサッカークラブです。
2010年にチームを買収すると、ベテランのビッグネームではなく脂ののった年齢(30歳未満限定)の外国人選手を補強して中国超級リーグを2011年から2017年まで7連覇。
AFCチャンピオンズリーグも2013年と2015年に2度制覇しています。2015年の準決勝では、私が応援するガンバ大阪との対戦がありましたが、強かったですねぇ。
中国超級リーグでは、2020年に優勝した江蘇が親会社(蘇寧グループ)の経営悪化から売却を模索するも失敗して、リーグ脱退するなど色々と揺れています。
親会社が大金を投入していい外国人選手を買ってくる構図は終わりを告げそうですね。
かつてJリーグでも親会社の撤退から横浜フリューゲルスが合併消滅していますから、決して他人事ではありません。
犠牲になるのはどこ?
恒大集団がデフォルトすれば、程度はわかりませんが世界的にその煽りを受けることは間違いありません。
日本の公的年金資金も恒大集団が投資先の一つになっていたようで。
GPIFの損失が96億円で済むなら小さいですね。もしも「中国恒大ショック」が広がれば、他の中国企業を始めとする世界中の企業に影響が出て損失が広がるかもしれません。
最終的には中国政府が助けて、恒大集団は国営化されたりするのでしょうか…
FIREを目指し始めたばかり人は忍耐力を試される
最近のFIREブームで投資を始めたばかりの人には、しばらくマイナスで試練の時期になるかもしれません。
始めたばかりでマイナスだと、一旦辞めようと考えてもしょうがないですね。
胆力・忍耐力を試される展開ですが、逆に言うとまだ投資額が少ないので被害も小さく、いい経験ができると思ってもいいのでは。
「もうすぐFIREできるぞ!」と思っていた矢先に大幅下落が続いたりしたらショックが大きいですからね…