増税でタバコが値上がりしても本数を減らさない人が多数
アンケート対象は「タバコを一日1箱以上吸う方」なので、そこそこのヘビーユーザが対象。
それだけに「吸う本数は減らさない」(「これまでどおり」と「吸う本数を減らさないが、より経済的なアイテムを取り⼊れる」の合計)は65.7%という結果になっています。
「禁煙をする予定」は15.7%ですが、全員が禁煙に成功するとも考えにくいですよねぇ。
「本数を減らす(減煙)」と答えた人は非常に少な過ぎて「その他」に入ってしまったのか気になるところです。
たばこ税の税収は増税でちょうど安定
元々若い人ほど喫煙者の比率はどんどん減っているし、増税したらさらに減ってたばこ税の増税で税収も減りそうなものですが、ずっと安定しているのが面白い点です。
販売数量は20年以上減り続けていますが、税収は大きく変わらず。たばこ税に関しては財務省の増税が絶妙だったと言えるのかもしれません。
国と地方合わせて2兆円もある税収がいきなり激減するとそれはそれで大変ですからねぇ。
喫煙者は「納税意識」を持ったほうがいい
1箱20本入り540円のタバコのうち、たばこ税はこれまで284.88円でした。今回の増税で300円を超えることになるのかな?
1日に1箱吸う人なら、毎日300円納税することになり、1年365日で計算すると約11万円になります。
日本のサラリーマンは天引き(源泉徴収)で納税意識が薄いと言われますが、税込みで見えにくいたばこ税も同様です。
もっと「納税意識」を持ったほうがいいですねぇ。酒税や揮発油税(ガソリン税)にも言えることですけど。
「納税しているから偉い」みたいな話ではなく、どれがどう使われるのかに目を向けておかないと。
ビールだけがやたら税率が高かった状況がずっと放置されてきたことなどは、もっと早く是正されても良かったくらい。