質素な生活を好む「新しいタイプの大富豪」
大金を得たら、豪邸に住んだりブランド物を身にまとったり贅を尽くしたものを食べたり…というのが一般的なイメージかもしれません。
代表的なのがトランプ前大統領ですかね。あまりに派手なことをしていると、成金趣味と言われるパターンです。
一方、大富豪と言われるほどの大金持ちになっても質素な生活をする新しいタイプの大富豪の代表はイーロン・マスク氏でしょうか。
いやスティーブ・ジョブズ氏の方が先を行っていた存在かも。彼らは自分の仕事で忙しくて面白くて、他人からどう見られるか気にしないタイプに見えます。
豪邸を手放したイーロン・マスク
ちなみにイーロン・マスク氏の場合は、ずっと質素な生活をしているのではありません。
所有していた7つの邸宅を売却して、今はスペースX社所有のプレハブ狭小住宅(37平米)に住んでいるというもの。
この心変わりには何があったのかが知りたいところです。
実際には仕事で飛び回ってる(プライベートジェットは所有)ので、ホテルで過ごしている日の方が多いのかもしれません。
イーロン・マスク氏のプライベートジェットがどこを飛んでいるのかは追跡されているそうです。
「貨幣経済」から「評判経済」へ
現在はSNSの広がりで「貨幣経済」から「評判経済」への移行が進んでいるとしています。
元々成功者が得るものと言えば「富と名声」なわけですが、富の象徴(ステータスシンボル)を豪邸やブランド物に求めない人が出てきて、名声をSNSに求めているのでしょうか。
自分が成し遂げてきたことに自信がある人は、着飾ったり虚勢を張る必要はありませんからね。
それよりは成し遂げてきたことや、今から成し遂げようとしていることを評価される方に意味がある。
ただ大金を得たのではなく、「社会を変革した」「多くの人に影響を与えた」タイプの事業家ほどそれは顕著なのかもしれません。