ロシアの侵攻がもたらすインフレの加速と長期化
新型コロナによって起きた物流の混乱がもたらしたインフレは、しばらくすれば落ち着いていたかもしれません。
そこにロシアのウクライナ侵攻が重なり、インフレは加速・長期化の見通しとなっています。
特に燃料価格(石油・LNG)の高騰はどこまでいくかわかりません。オイルショックがまたやってくるのかも。
「狂乱物価」の再来になるのか?
「狂乱物価」とは、1974年に日本で起きた異常な物価高騰のこと。
列島改造政策や金融緩和でインフレになっているところに、第一次オイルショックによる原油価格の高騰が重なって起きたもの。
消費者物価指数は全国平均で23.2%上昇したとか。当時は賃金もそれなりに上がっていたようですけれど。
今も金融緩和しているところに、新型コロナとロシアのウクライナ侵攻が重なっていますから、よく似た状況です。
第三次オイルショック(第一次天然ガスショック?)と呼ばれるかもしれませんね。
今のセミリタイア生活は続けられない
物価上昇率20%を超えるような「狂乱物価」はもちろん、5%を超えるインフレが数年続くようであれば、今のセミリタイア生活を続けられないと思います。
フルタイムかどうかは別にして、働かないといけなくなりそう。
老後に必要な資金も当然増えて2000万円どころではなくなります。目論見が外れて節約生活をせざるを得ない高齢者も多数かな?
働かざるを得ない人が増えて、人手不足の分野にうまく人が回ればいいですけれど。やっぱり偏在しちゃうかなぁ。
働き続けるには身体が資本。健康の重要性が益々高まりそうです。