余命28年もあるのか、余命28年しかないのか

2021年2月、新型コロナの死者数が50万人を超えていたアメリカは、平均寿命が1年短縮したと発表していました。

逆に日本はうまく乗り切れたのか2020年の死亡数が減少するなど、平均寿命は縮まずに済んだと思っていたのですが、2021年は死亡数が大きく増え、平均寿命も縮んでしまいました。

直接的なコロナ死だけでなく、病気の発見が遅れたり、搬送が遅れたり、手術ができなかったりといった要因も含めての、新型コロナの影響で増えたと言えるでしょうか。

近い将来訪れると言われている「人生100年時代」が、ちょっとだけ遠のいてしまいましたね。

10年前の平均寿命の減少は東日本大震災によるもので、やはり天災の影響は大きい。天災による直接的な死者だけでなく、影響は色々なところに出ますから。

厚生労働省が発表した「令和３年簡易生命表の概況」によると、令和2年の平均寿命は81.47年、55歳時点の平均余命は28.39年となっています。

私は今年55歳になるので、余命28年ということになります。

いやあくまで平均であって、明日死ぬかもしれないし、この先40年くらい生きてしまうかもしれませんけど。

28年くらいでピッタリ死ぬとわかっていたら人生設計も楽になるんですけどねぇ。

末期のがんなどで余命宣告されても、あれは短めに言うことも多いので、多少それよりも長く生きるのは珍しくありません。

まして28年という平均余命はほんといつまで生きるかなんてわかりようがない。

余命が28年もあると考えるべきなのか、28年しかないと考えるべきなのか。

独身男性の平均余命は短いので、28年よりも早く死ぬだろうし、健康寿命という点ではもっと短いはず。

そこそこ元気に楽しく過ごせるのはあと20年くらいかも？

セミリタイア生活はもうすぐ10年になりますが、振り返ればあっという間でした。

この先の20年くらいもあっという間で、気がついたら老いて死んでいくのかな。貯金が尽きる前に死ぬのなら、それでもいいかなぁ。