ダイエットで「鶏ムネ肉」ばかり食べる人の末路
ダイエットのために脂質の少ない鶏ムネ肉ばかり食べる人がいる。管理栄養士の塩野﨑淳子さんは「偏った食事は健康に悪い。たしかにムネ肉はヘルシーだが、その分、肉で摂取できる栄養が乏しいことも知ってほしい」という――。
ダイエットというより筋肉を効率的につけるためによく食べられるのが、鶏むね肉やささみ肉のイメージです。
私の場合は節約のために食べることが多いですけど。鶏むね肉は100g50円前後で安売りされていることがありますから。
ただ、記事にあるように一つで栄養価全てを満たしてくれる食品というものはありませんから、足りない側面にも気をつけておいたほうがいいでしょう。
鉄分や亜鉛はサプリメントで摂取してもいいかと思いますが。
ほ乳類の肉(レッドミート)には発がんリスク
一方、国際がん研究機関(IARC)は、ほ乳類の肉(レッドミート)について「毎日継続して1日当たり100グラム摂取するごとに、大腸がんのリスクが17%増加する」としています。
鶏肉はレッドミートに含まれないので、この点において鶏むね肉は健康的です。
鶏むね肉ばかりもよくないけれど、それ以外の肉ばかりもまた別のリスクが有るということ。
レバーの食べ過ぎは通風リスク
元の記事では、鉄分などの摂取のためにレバーばかり食べるのも危険、としていますが、プリン体含有量が多いため通風リスクもあります。
鉄分の多い食品にカツオがありますが、カツオもプリン体が多いほうの食べ物です。
鶏むね肉と並んでダイエットでよく食べられるささみ肉もプリン体が少なくないので食べ過ぎには要注意ですが。
食べ物についても「分散投資」の考え方で、悪くないいろんな食材を食べておけばリスク分散になっていいと言えそうです。