「リタイア貧乏」を防ぐには
定年後は退職金と年金を受け取って、ゆっくりと老後生活を送りたいと考えている人もいるでしょう。しかし浪費によって退職金や老後資金を使い果たしてしまい、貧乏な生活を送る、「リタイア貧乏」になるケースもあるようです。なかには退職金を旅行に使い切って、老後資金がなくなってしまうこともあるようです。
退職金や老後資金を使い果たして「リタイア貧乏」になるのを防ぐためには、老後の生活費を少なくして(ダウンサイジング)年金だけで生活すればいいじゃないか?
と思いましたが、「年金だけで生活」は平均よりも使えるお金が少ない貧乏生活だという前提ですから、だめなんでしょうね。
お金を使い果たすのが「リタイア貧乏」なら、最初からお金を使わないのは「貧乏リタイア」かな。私は後者と同じ「貧乏セミリタイア」をやってますが…
世間体を気にする人にとっては、どちらも耐え難いことであり、避けたいことなのでしょう。
退職金は老後資金に充てない前提?
記事では、リタイア貧乏にならないためには「十分な貯蓄がない場合は退職金を老後資金に充てることを検討」と書いてあります。
よく老後資金2000万円問題において、退職金を除いて準備が必要だと勘違いすると大変だという話がありましたが、ここではどうして別枠なのか。
退職金は長年の労働のご褒美にぱーっと使う前提なのかなぁ?
自分で貯めた老後資金と退職金を合わせた上で、住宅ローンの返済などを引いたものを老後資金すればいいだけではないかと。
年金を増やすのが有効
それよりも「リタイア貧乏」を防ぐために有効な手段は、年金受給額を増やすことですね。
現役時代の収入を増やす、60歳以降も厚生年金を収めるくらいに働く、繰り下げ受給する、などです。
逆に怖いのは、退職金を貰ってから投資を始めて、リタイア貧乏になるのを防ぐつもりが逆にリタイア貧乏になるのを早めてしまうケース。
平均的な年金を貰えるのであれば、それだけでも貧乏リタイア生活で細々と生きていけるでしょうけど、それを避けたいのであればとにかく準備が必要ですねぇ…