男は仕事か推しか家族がいないと壊れる
ネットでは「独身男性は45歳で狂う」という説がささやかれていますが、これは独身ではなく仕事を辞めて暇になったら危ないという説です。
ただ、お仕事・推し事・家族のうち家族がいないのが独身男性なので、既婚男性よりはリスクが高いと言えます。
仕事を辞めて推し事(趣味など打ち込めるもの)がないと正気を保てなくなるのかもしれません。
人間、暇になるとロクでもないことを考えてしまったり、孤独感が増してしまいますから。
「小人閒居して不善をなす」
中国・前漢時代の経書「礼記」の一節に「小人閑居して不善をなす」があります。
「徳のない、品性の卑しい凡人は暇でいるとろくでもないことをする」という意味です。
はるか古から「暇でいるとよくない」と言われていて、それは今でも言えることなのでしょう。
自分は徳があるし品性は卑しくないから大丈夫…と言い切れるほどの人間ではないので、心に刻んでおきたいです。
幸せなのは「同じ志を持つコミュニティで頼り頼られて生きること」
ハーバード大学が75年にわたって行った「成人発達研究」の追跡調査によると、幸福と健康を高めてくれるのは人間関係であり、「同じ志を持つコミュニティで頼り頼られて生きること」という結論だったそうです。
この通りであるならば、ただ仕事をしていればいいとも、推し(趣味)があればいいとも言えません。
ただコミュニティに属しているだけではなく、同じ志を持ち、その中で頼り頼られる状況が必要ですから。
でも漠然と「友人が必要」「人間関係が重要」というよりも、より具体的でわかりやすいと感じました。
でも人間関係は悩みの種でもありますから、幸せになるのは簡単なことではありませんね。