貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

贅沢でも貧困でもないものの、やや苦しい生活を送っている

年金生活者のリアルな実態

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世帯の収入・支出の統計データから考える時には、平均値は一部の人が引き上げている可能性があるので注意が必要です。

資産を潤沢に持っている人が、死ぬまでに使おってしまおうと取り崩していると、平均値はそれに引っ張られて「毎月の収支が大きな赤字」に見えてしまう可能性がありますから。

仮に老後の生活で赤字が続いて貯金が底をついたとしても「老後破綻→貧困生活」になるかというとそれも短絡的。

それなりの年金(生活保護よりも多いレベル)をもらっているのであれば、貯金が底をついたら「年金の範囲で苦しい生活」になるだけで、貧困まで落ちることはないでしょう。

実際2023年の『国民生活基礎調査』の結果によると、公的年金・恩給の範囲で生活している高齢者世帯が41.7%いることがわかりますし。

「生活が苦しい」高齢世帯は6割

また2023年の調査結果によると、生活意識が「苦しい(大変苦しい・やや苦しい)」との回答した高齢者世帯は59.0%。

各種世帯の生活意識

貧困世帯と言えるのは「大変苦しい」と回答した26.4%の大半でしょうか。高齢者の貧困率は約20%と言われているので概ね一致します。

やや苦しい」と「普通」と回答した人を合わせたのが「贅沢ではないが貧困でもない」人で、全体の7割くらいを占めているかと。

ゆとりがある(ややゆとりがある・大変ゆとりがある)」は4.3%にすぎず、「ゆとりのある老後生活」を目指すのは大変だということがわかります。

普通」を目指しつつ、「やや苦しい」になる覚悟を持っておくのがいいですかね。

今後もインフレの進行により、生活が苦しいと感じる人がどんどん増えそうではあります。

生活が苦しくて働いている高齢者も

ただ年金が少ないため生活が苦しくて高齢者でも働き続けている人が一定割合いると思いますし、働けなくなって貧困に陥って生活保護を受けているケースもあるでしょう。

最悪の状況を避けるための方法、例えば年金の繰り下げ受給を選択して65歳以降も働き続けるなど、知識は持っておいた方がいいですね。

私はセミリタイア生活を送る今も、贅沢でも貧困でもないもののやや苦しい生活を送っているわけですが、老後もこれでいいかな、という考えです。

できるだけ働かない方向でいきたいので…

新装版 精神科医が教える お金をかけない「老後」の楽しみ方