消費のトレンドは「モノ」「コト」から「マウント」へ
一見ネガティブに映るこの現象だが、実は日本経済を活性化させる「隠れた切り札」として大きな可能性を秘めている。消費のトレンドは「モノ」「コト」から「マウント」へ――
「インスタ映え消費(フォトジェニック消費)」と言われる、SNS投稿のための消費も「マウント消費」とするならば、かなり前から広がっている消費になります。
そもそも「ステータス(シンボル)」として時計や高級車などを買って自慢するのは「マウント消費」の原点ですし、これからかと言われてもピンと来ません。
でも昔から承認欲求が経済を動かしていることは事実ですね。
『人生が整うマウンティング大全』で提唱していたのは
この記事の基となっている『「マウント消費」の経済学』の著者・勝木健太氏は、『人生が整うマウンティング大全』(マウンティングポリス著)を企画した方だそうです。
その『人生が整うマウンティング大全』では、マウント社会における処世術として、「ステルスマウント」と「マウントさせてあげる」を提唱しています。
気持ちよくマウントを取らせる人がいれば、マウントする側の「マウント消費」が一層充実しますから、経済がさらに動いていくかも。知らんけど。
「マウント投資」が一番おトク?
一方、投資界隈においては、「どれだけ投資がうまくできたか」や「資産がいくらになったか」がマウントの材料です。
これは消費ではなく投資なので、損失を出さない限りはお金を増やしながらマウントが取れておトクですね。
お金・投資に関する情報は人気のコンテンツなので、動画や書籍などで発信すればさらに儲けつつマウントも取れて何倍もおトク。
このように様々な形でマウントは広がりつつけるのは確実で、そういったマウント合戦・マウント地獄から距離を置きたい人は、「マウントフルネス」を実践するのがいいようです。
